読書⇆思考の輪廻

何はともあれ。

詩作

【詩作vol.3】「風に吹かれて」

ただ一人風に吹かれて歩く 人々がすれ違い、生きることに疲れても 彼はただただ歩き続ける 心に抱いた孤独や悲しみを 誰にも言えずに抱え込んでいる 虚無感と絶望が、彼を襲いかかる それでも彼は歩き続ける ただ、何かを求めて 生きることの意味を見出すた…

【詩作vol.2 】「新緑の季節に立ち止まって」

新緑の匂い漂う街に 私はふと立ち止まる 心が洗われるような感覚に 胸が震える 枝先に吹く風を感じながら 小鳥のさえずりに耳を澄ませる 何かを探しているような私に 自然が語りかけているようだ 緑に覆われた世界は 生命の息吹を感じさせる 変わることのな…

【詩作vol.1 】「5月のユウウツ」

五月の風に揺れる サラリーマンの背広 やる気もなくただただ 生きる疲れを抱え 桜散る季節に 心もざわめく五月 どこか遠くへ行きたい 逃げ出したいと思う だがそこには現実がある 職場には出勤しなければならぬ 五月病と呼ばれる病にかかり ただただうつろう…